VS.

読破。

一滴の嵐

やっと、読めた。

買ってから半年以上経ってたと言うのに、
開いてさえもいなくて、
さぁ読もう、と開いた瞬間、
上下二段に分かれてるのを知って愕然。

時間配分間違ったからっ。

頑張って5時間ぶっ通しで読んだけど読みきれず、
数章残して昨日は寝ちゃった。



感想としては、どうだろう?

人様のブログでチラリと書いてあった、
『僕は君を手放す気はないんだ。
 君が僕を愛していようと憎んでいようと、
 君に否はいわせない。
 (―以下略)』
に対して、
『僕の屈辱は考えないの?
 僕と同じ労働市民になることはかんがえないのか』
というセリフに興味をもったんだけど、
そのイメージのままに読んだら、
当然と言えば当然なんだろうけど違った。

もっと、
屈辱だとか葛藤だとかかなー、
と思ってたんだけど。

当時のアルザス地方の位置づけだとか、
世界情勢をまったく持って忘れてたことで、
話をあまり理解できてなかったことが残念極まりなし。



えーっと。

ウジェーヌが、
最後の最後で人間の汚いというか、正直というか、
自分を曝け出した言葉たちが好きでした。

自分の容姿・幸運で手に入れた地位や価値を、
とことん利用し、生きて行くと言った、
そう言わせ持った背景とその言葉だけで、読んで満足…かな。